かすみがうらマラソン無事、完走してきました。救護ボランティアのお仕事もどうにか、ちゃんとできたと思います。
仲間たちとの参加で、楽しく過ごせましたが、久々のフルは、きつかったです。
では、がしがし書いていきますので、お時間ある方はお付き合いください。
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花火の音とともに、拍手がわいた・・・、夏のような天気で、走る前から体温が上昇している。かすみがうらマラソン2009、今シーズン初の、そしてずいぶん久しぶりの私のフルマラソンがはじまった。
はじまって、すぐ思ったのは、カラダの重さ。食べすぎだろうか?今回は、距離走もスピード練習もして、いつになく万端なのに、カラダが重い。ちょっとスピードをあげようとすると、息がはあはあする。
きっと、気温のせいだ。暑さをカラダが拒絶しているのかしらん。
「曇りますように・・・」と祈るものの、空はそんな願いを無視して、これでもかと太陽を浴びせてくる。
5キロ地点についたときは、水が恋しくて仕方なかったけど、最初のエイドは、水が足りなかった。わたしの走ってる場所のせい?(人数が多いゾーン)だろうか・・・、今回ところどころで、「飲み物が間に合わない」また、かなり待ってからお水をもらう。そんな事態がつづいた。
最初の水にありつけたときは、すごく嬉しかったー。半分のんで、半分を頭からかける。暑さでぼーっとしちゃいそうだ。はー、しんどい
13キロすぎあたりで、ある男性ランナーがゼッケンをはずし、来た道を戻っているのを見かけた。そして、その姿をみて、大事なことを思い出し、はっとする!
わたし、今回のフルマラソンはミッションがあったのだ。
それは、「救護ボランティア」として、具合の悪い方のお手伝いをすること。また、声がけをすること。
今回、わたしのような救護ボランティアが200名参加したのだが、応募は500名。抽選で選ばれたのだから、しっかり任務をこなさないといけない。
そこで、すかさず、立ち止まり、男性に声をかけ、容態などを聞く。もう足が痛いので走れないこと、でも気分は悪くないので、10キロ地点の係員のところまで歩いて戻れることなどを確認。
大丈夫なことが確認できたら、走り出してOK。その繰り返し。一度やると「こういうもんなんだ」ってわかって、しゃがんでる人、コースアウトして横になってる人など、つぎつぎと声をかけた。
実際、ほとんどの人が、「大丈夫です」といって、すぐに元気な笑顔をみせてくれたけど、たまーには、嘔吐しちゃってる人、リタイアを希望する人などもいて、そういう場合は、係員の方をよんでくる。そして引き渡したら、わたしは、またコースに戻る。
声をかけたのが12-3人くらいいたかな?そして実際に係りの人を呼んだりしたのは、3人だけど、心配停止とか、そういう緊急な場面には出会いませんでした。
そんなわけで、ボランティアでロスした時間は、たいしたことなく、たぶん10分程度。なのに、今回はタイムが悪かった。ネットで5時間21分。しかも、ボランティア活動中と給水以外歩いてないんですよ・・・。おそっ。
何度もとまったりしたのと、この暑さのせいで、後半どんどん足が動かなくなっていった。走力がないのに、救護ボランティアなんて、やることにしちゃったのに、ちょっと後悔しつつ、でも走力がありすぎる人ばかりだと、速すぎて、ゆっくりペースで走る方のフォローもできないし、わたしで、よいのだよ・・・って思い直したり、まあ、とにかく心がおしゃべりになっていて、うるさいのなんの。
そして、ハーフをすぎたとき、まず、ぎょっとした。これで半分?
25キロ地点でひたすら思う!「次は、10マイルにしよう。他の大会もこれからはハーフマラソン専門にしよう。もうフルマラソンなんて出ない」
殆ど、泣き
が入ってます。残り17キロって思った時点で、走るのやめたいなーって思う。でもそんな時に、具合が悪そうなランナーをみかけ、声をかけると、彼らは「大丈夫です」といって、走りはじめたりする。
そんな姿をみてたら、励まされ、自分もがんばれた。
なんか、救護とかいって、声をかけたりすることで、自分も刺激をうけて、走れたのかもしれない。自分がたすけられてるのかも・・・。
結局、わたしが一番元気だった時って、誰かに声をかけてるときだった。
1人で走ってるときは、本当に、「辛い!」としか思わなかった。だけど、こんな鈍足ランナーにもあたたかい声援をおくってくれる人、あと水がなければ、私設ボランティアの方々がお水やお茶をくれたりして、たすけてくれる。
太鼓をたたいて励ましてくれたり、暑い中、距離表示のプラカードをもって立ってくれてる人だっている。
だけど、だけど・・・・、足は痛い。
30キロをすぎたとき、ウエストポーチにしまっておいた、「梅干」を食べようかと思ったけど、これは、35キロのご褒美にしようと、ぐっと我慢。
足は痛いし、カラダはぼろぼろだけど、冷静になって、自分のカラダにきいてみる。
「3年前初青梅の30キロのときと、比べて、今、足、どう?」(←死ぬほど痛かった記憶がある)
「去年夏、遭難?しかけた沢登の時と比べて、体調はどう?」(←死ぬかと思った)
辛かった過去の状況を思い出すことで、全く今の状況がマシに思えてくる。沢登の事件は本当に辛かったので、あれに比べればまし。命の保証もあるもの。そうだ、一歩一歩、とにかく足を前へだそう。走ればいいんだもん、ただそれだけだもの。
でも、またちょっとすると、弱虫の自分登場!
先月200キロ走ったのに、どうして、こんなに辛いの?ちゃんと練習したのに、なんでフルマラソンって、きびしいのだろう。
とりあえず、走れ、はしれ。と自分で自分にはっぱをかける。ぼーっとしてると、「歩きたい」って悪魔の声がささやくけど、それに、NOをだして、走る。涙がでそうになる。なんだかわけもなく、つらくって・・・。
けど、そんな時に限って、ちょっと具合が悪そうな人がいたりして、おお!しっかりしなきゃって、思う。
「救護ボランティアですけど、具合大丈夫ですか?」そういって、声にだすことで、そうそう、わたしは救護ボランティア、と自覚しなおして、背筋を伸ばし、一歩をだす。
35キロすぎ、本当はここからが一番つらいのかもしれないけれど、あと7キロって思った時点で、少し、気持ちが軽くなった。あとちょっとでみんなに会える!
今回、10マイルに多くの友人が参加。フルには数名参加したけれど、お友達のチカちゃんが、フルマラソン参加メンバー用に、手作りの応援幕を用意してくれたのだ。しかも名前入り。
さらに、青空宴会用に、料理も準備してくれている。
でも、それはフルマラソンを頑張って走った私たちのためであるから、やはりフルマラソンはきちっと完走しなきゃ。それに、今からだと、一番速いのは、どうやったって、走って帰ること!
けど、最初は、4時間半には戻るよ!なんていってたので、見過ごしたと思って、待ってないだろうなー・・・って思った。
なので、ゴール後、会おうと思ってた。
そして、最後は、あと、3キロ、あと2キロとカウントダウンしながら、がんばらなきゃと思って走ってたら、残り1キロちょっとのところで、チカちゃんと三谷君に会って、手をふり近寄ったら、涙がとまらなくなってしまった。
今まで、自分ではっぱをかけ、気持ちを無理矢理ふるいたたせていたのの反動がでてしまったのか。本当に、子どもみたいに、わんわん泣いてしまった。
いろんな方から応援されるのも嬉しいけど、仲良しの顔をみたから、しかも急にでてきたから、もう涙しかでてこなかった。これ、何涙なんだろう?うれしなき?かなしなき?
わからないけど、ほっとして泣いてるのは、たしか。
前にいた、ランナーの男性が、わたしが、小学生みたいに泣くから、驚いてふりむき、しかも、笑われてしまった。
だけど、もう、コントロールできなくて、二人の顔みたら、わんわん泣いちゃった。そういえば、初マラソンで湘南を走ったときも、二人が応援にきてくれたのだ。
「走るのやめたいと思ったけど、みんなが待っててくれると思ったから走ったよー」
「救護ボランティアもしながら、走ったよー。わたし」
そんな報告をしながら、ぐずぐず泣く私に、二人はゴールまで伴走してくれた。「あと、ちょっと」「あと、ちょっと」といいながら・・・。
最後の1キロは、救護ボランティアとしてがんばらなきゃって思ってた、緊張感もなくなり、いつもの仲間に甘えてる泣き虫女になってました。ゴールして他のみんなが待つ場所へつく頃には、なきやみましたけどね。
その後、一番遅れて、青空宴会に参加しました。みなのタイムをきいたら、一番速いSさんが、315をきってました。しかも来週はウルトラに参加するという・・・。
宴会は、千鶴子さん、ちかちゃんのお料理、また買出しにいってくれたよしこちゃんたちのおかげで、超豪華。焼きたて餃子に、本格鶏がらスープのラーメン、卵焼き、チキン、お稲荷さん、お肉料理、などなど、なんだか豪華で、ビール片手に楽しくいただきました。
みんな、待たせてごめんよ。楽しかったです。ありがとう★
↑これが、御手製の垂れ幕です。この写真じゃわかりずらいけど、文字がチェックの生地になってて、かわいいのです。
あんなに走りたくないって思ったばかりなのに、2次会では、「次のフルなにでるー?」ってみんなにきいてました。「今度は、涼しい時期にしよう!そうしたら、私、速いよ・・・」なんて、酔っ払って、好き勝っていっておりましたけど、今回もいろんな意味で、よい経験ができました。
そして、今後はどの大会でも救護ボランティアでなくなたって、具合悪そうな人がいたら、声をかけようって思いました!
明日は、写真を中心にアップします。長文で失礼しました。
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